弔電の敬称の付け方
弔電の敬称の付け方って、本当に難しいと思っている人も多いのではなかろうか。弔電の敬称は本当のところどのようにすれば一番礼儀にかなっているのだろうか? 逆に、弔電の敬称で使ってはいけない表現は何なのだろうか?これらについて正確に答えられる人は良いが、うろ覚えの人の場合正しい知識を身に付けて実際に使うときに間違いないようにしたいところである。
弔電の敬称の付け方マナー
弔電の敬称は、まず両親について父親なら「ご尊父様」、母親なら「ご母堂様」である。
配偶者の場合は、夫なら「ご主人様」、妻なら「ご令室様」である。何か今の時代の流れとマッチしないような言葉であるが、儀礼の場でのやりとりであるから気にする必要はないだろう。祖父(おじいちゃん)は「ご祖父様」、祖母(おばあちゃん)なら「ご祖母様」。これはそのままで良いのである。
さらに、息子なら「ご令息様」あるいは「ご子息様」。
また、娘なら「ご令嬢様」あるいは「ご息女様」である。
わざわざこのような単語を使用しなければならないような羽目にはできる限り遭遇したくないが、こういうこともあり得るのが人生なのかもしれない。ところで、父親や母親についての話だが、義理の両親にはどんな言葉を使用したら良いのだろうか?
この手の疑問を口にする人が時々いるが、弔電の敬称の場合には実の両親と義理の両親の呼び方は同じでよい。間違っても「岳父様」などといった間違った敬語を使用しないように気をつけよう(他の場面ならもちろん無問題)。
手紙の敬称の付け方マナー
さて、弔電の敬称の話からは少し離れるが、通常の手紙(レター)などで人を示す敬称について、もっとザックリ見ておきたいと思う。
まず相手側の自分を示す尊敬語(相手側を呼ぶ場合の呼び名)の敬称は「〜様」「〜さん」「貴殿」である。
一方、謙譲語(自分側を呼ぶ場合の呼び名)だと「私」「私ども」「手前ども」「当方」というのが自分自身のことを呼ぶ時の言いまわしである。
次に家族を示す敬称は、尊敬語だと「ご家族様」「皆様」「ご一家様」、謙譲語だと「家族」「家族一同」「私ども」である。
両親の場合は尊敬語だと「ご両親様」「お父様」「お母様」という敬称になる。謙譲語だと「両親」「父母」。
配偶者の敬称の場合だと、夫の尊敬語は「ご主人」「ご主人様」「だんな様」。謙譲語は「夫」「主人」「亭主」「宅」である。妻の尊敬語は「ご令室」「ご令室様」「奥様」「令夫人」、謙譲語なら「妻」「家内」「女房」である。
子供の敬称は「お子様(複数ならお子様方)」「お子さん」が尊敬語である。「子ども(たち)」が謙譲語である。
祖父・祖母の敬称なら「ご祖父様」「おじいさま」「ご祖母様」「おばあさま」が尊敬語、「祖父」「祖母」が謙譲語である。
なかなか覚えることに時間がかかってしまい難解で誤り易い親族の敬称。常日頃からしっかりと身に付けておきたいものである。
